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2013年 04月 02日
メイドカフェが文化になるには
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20130402/President_9096.html ■なぜ10年で半分以上が閉店するのか 秋葉原がテレビや雑誌で紹介されるとき、必ずと言っていいほど登場するのが「メイド」と呼ばれる女の子たちです。今や秋葉原の象徴とも思えるメイドさんたちが活動しているのは、主にメイドカフェと呼ばれる店舗です。秋葉原にメイドカフェが誕生したのは2001年で、その頃の私はメイドカフェ巡りが大好きでした。メイドカフェでは1杯500円以上が相場のコーヒーを注文すると「お砂糖とミルクはいかがですか?」とメイドさんに尋ねられるのですが、砂糖かミルクをお願いするとメイドさんが甲斐甲斐しくスプーンでコーヒーをかき混ぜてくれます。私はブラックで飲むので、何も入れずにコーヒーをかき混ぜてもらうようメイドさんにお願いするのが密かな楽しみでした。 日本全国のメイドカフェをくまなく訪問した人が作成したデータベースによると、2011年末の時点で132店のメイド系店舗やサービスが秋葉原にあります。これまで秋葉原で開店したメイド系店舗はのべ282店舗で、そのうち150店舗が閉店しました。メイドカフェが秋葉原に出現してから約10年の間に、開店した店舗の半分以上が閉店していることになります。メイドカフェはそう簡単に儲かるビジネスではないようです。なぜならメイドカフェは普通の喫茶店とは全く違った費用構造を有しているからです。 メイドカフェにも、食材などの仕入れの費用があり、その他家賃や光熱費などもあるのですが、普通の喫茶店と違うのは人件費の割合です。メイドカフェでは、メイドさんは重要な経営資源であるため、ある程度の人数のメイドさんを常時揃えておかなければなりません。そのため、どうしても人件費が大きくなり、普通の喫茶店のような経営では利益率が低くなるどころか赤字必至です。人件費の負担に耐え切れず、メイドさんへの給料不払いが続く店舗は、「そろそろ閉店かな」と噂が広まったりします。 ■今、「萌え」空間が直面している問題 人件費の負担を克服するために、メイドカフェは10年間の歴史の中でいろいろな工夫を試みてきました。客の回転率を上げるために時間制限を設けたり、注文金額の下限を設けたり、チャージ料を設定するなどのルールがそれぞれの店舗で生まれました。また、客単価を上げようとオリジナルグッズやオプショナルサービスなど飲食以外の商品を提供する工夫もあります。このような試行錯誤の中で、経営的になりたつような体系化されたシステムを創り出した店舗は生き残り、店舗数を増やしても安定したサービスを提供しています。 時間制限を儲けたら喫茶店というよりキャバクラに近くなってるよね。
by asoninn
| 2013-04-02 21:53
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